「未来の住まい」は健康も管理

誰かがケガや急な体調不良で倒れたりしたときに、一緒に住んでいない家族にもその情報が伝わる。積水ハウスが、健康管理を目的とした「スマートヘルスケアサポート」を開発中だ。

近い将来、日常の健康管理を「家」が行う時代が来るかもしれない(写真の住宅はイメージ)

近年、多くの住宅メーカーが省エネ、創エネの機能を持つ住宅を開発してきた。CO2の削減など環境への配慮、停電時の電力確保など非常時の備えが主な目的といえるだろう。

しかし、これからはより「人」にフォーカスした動きが活発化するかもしれない。

住宅メーカー大手の積水ハウスは、ウェアラブル端末とHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム、家庭内電力の見える化システム)を連動させた健康管理や見守り機能を備える「スマートヘルスケアサポート」サービスを開発し、この6月にも実証実験をスタートさせる。

住宅メーカーがICT技術を用いてヘルスケア分野に進出するのは、これまでにない取り組みだ。

環境管理システムと連携

石田建一 積水ハウス 執行役員 環境推進部長

同プロジェクトの責任者である執行役員環境推進部長の石田建一氏は、積水ハウスがICT技術に注目し始めたのは2000年頃だと振り返る。

全文をご覧いただくには有料プランへのご登録が必要です。

  • 記事本文残り77%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。