芸術家が集い、地域を再生

1983年、「龍神国際芸術村構想」を立ち上げた和歌山県・龍神村。県内外から芸術家たちが移住し、個々が意欲的に活動することで他にない魅力的な地域づくりに繋げている。

廃校を活用して昨年10月に開催された30周年記念芸術祭「ART in 龍神村」。10日間で延べ2,000人を集めた。奥野さんには「住民中心でどれだけのアートフェスティバルを作れるか」との可能性を探る思いもあった

芸術で村おこし30年の歩み

今や日本各地で取り組まれている「地域おこし」の先駈けともいえるのが、和歌山県中央東部に位置する田辺市龍神村。人口減による過疎化や産業衰退に悩んでいた同村は、1983年に「龍神国際芸術村構想」を立ち上げた。行政だけでなく、企業、美術家、芸大の教授らが直接的・間接的に関わりながら生まれたその内容は「芸術によって村を再生させる」というものだった。

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