2014年5月号
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地域未来構想 和歌山県

芸術家が集い、地域を再生

奥野誠(紙漉作家)

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1983年、「龍神国際芸術村構想」を立ち上げた和歌山県・龍神村。県内外から芸術家たちが移住し、個々が意欲的に活動することで他にない魅力的な地域づくりに繋げている。

廃校を活用して昨年10月に開催された30周年記念芸術祭「ART in 龍神村」。10日間で延べ2,000人を集めた。奥野さんには「住民中心でどれだけのアートフェスティバルを作れるか」との可能性を探る思いもあった

芸術で村おこし30年の歩み

今や日本各地で取り組まれている「地域おこし」の先駈けともいえるのが、和歌山県中央東部に位置する田辺市龍神村。人口減による過疎化や産業衰退に悩んでいた同村は、1983年に「龍神国際芸術村構想」を立ち上げた。行政だけでなく、企業、美術家、芸大の教授らが直接的・間接的に関わりながら生まれたその内容は「芸術によって村を再生させる」というものだった。

「当時の行政としては、龍神村の主要産業である林業をいかに立て直すかがキーワードの一つでした。林業を立て直すには木工芸、イコール『芸術』という発想が出発点になっていたようです。同時に、『芸術による村おこし』に対する新鮮な期待感もあったと思います」

そう話すのは同村に暮らす紙漉作家・奥野誠さん。芸術村構想が誕生後いち早く移住した人物で、自ら様々な企画を立ち上げたり、新たな移住者の世話もしている。元々は夫婦それぞれ大阪で教壇に立ちながら絵画による表現活動をしていたが、制作に専念するため勤め仕事を辞めることに。

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