中小企業のR&Dに重点

和歌山県は2010年に産業技術基本計画を策定。地域資源と関連の大きい、5つの産業分野をターゲットした。新しい県経済の柱を築くため、産学官の挑戦が進む。

柿や梅など県の果樹生産力を活かした新産業育成が進む
Photo by qooh

重厚長大産業への依存からの脱却を目指し、和歌山県は09年に「和歌山県新技術創出推進条例」を施行。その具体策を示した「和歌山県産業技術基本計画」では、(1)ロボット等加工・組立技術、(2)化学、(3)医療・福祉、(4)バイオ・食品、(5)エネルギー・環境、と5つの戦略的分野を設定。特に地場中小企業のR&Dを重点支援している。計画実施後の5年間で、重点分野の中小企業について、製品出荷額15%増、従業員数5%増、付加価値額10%増を目指すという。

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