「非常時」に潜む創造のヒント

「防災・減災」をテーマに開催されたハッカソンでは、数々の興味深いイノベーションのアイデアが披露された。多様な人材が交流する場は、多くの人にとって、創造の源となる。

ハッカソン「Race for Resilience」では、各チームが防災・減災のアイデアを競った

防災の未来がここにある。2月上旬、「発展途上国×防災・減災」をテーマに開催されたハッカソン「Race forResilience」では、数々のイノベーションの種が披露された。優勝したのは、電子母子手帳アプリを提供する「Savethe Baby」のチーム(詳細は、140~141ページ参照)。その他にも、数多くの興味深いプロダクトが生み出された。

ハッカソンは「ハック」と「マラソン」を合わせた造語で、さまざまな背景・スキルを持つ参加者が共同作業を行い、つくりあげたプロダクトの完成度を競う。今回は2日という短期間でチームを編成し、アイデアのプロトタイプをつくり上げた。

自然災害に見舞われることの多い日本から、世界に向けて何が提案できるか。東日本大震災から3年がたち、震災の記憶も風化しつつある。今回のハッカソンで提案されたプロダクトは、それぞれの個人的な体験、思いから生み出されたものが多い。3.11のときに、自分は何を感じていたのか。改めて問い直すことで、非常時の記憶にも、イノベーションの種は宿る。

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