一流に愛されるブランド戦略で活路

冬季オリンピックの開幕まであとわずか。今回も日本選手団の荷物の中に、たくさんのマットレスパッド「エアウィーヴ」を目にすることだろう。愛知発のベンチャーが開発した同製品は、なぜ人気を集めているのか。

「エアウィーヴ」で注目を集める愛知発ベンチャー

「エアウィーヴ」は、糸状にしたポリエチレン樹脂を立体的に絡めたマットレスパッド(ベッドや布団の上に強いて使う寝具)だ。高反発で身体が沈まないため寝返りが打ちやすく疲れを取りやすいと、浅田真央選手や北島康介選手など多くのスポーツ選手に愛用されているほか、日本航空の国際線ビジネスクラスや石川県の旅館「加賀屋」などでも採用されている。

販売も好調で、売上高は2011年度の11億円から12年度には53億円に拡大。13年度は100億円を超える見込みだ。

赤字会社の技術を活かす

マットレスパット「エアウィーヴ」は、睡眠時の寝返りが楽、優れた体圧分散で体に負担がかからないなど、数々の特徴を持つ

「エアウィーヴ」を開発したのは、愛知県大府市のベンチャー企業エアウィーヴだ。同社は、もともと高岡本州社長の伯父が経営するプラスチック射出成型機メーカーだった。しかしバブル崩壊後の業績低迷で赤字が続いたことから、高岡社長に経営の建て直しが委ねられた。

当時すでに父が創業した配電機器メーカーを引き継いでいた高岡社長は「本業もあるのに赤字会社の再建を任されるのは、正直気が重かった」と語るが、伯父や父の熱意に圧され、引き受けることにしたという。

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