2013年11月号
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地域未来構想 高知県

地域とラオスを結ぶ!高校生がビジネス

高知商業高校

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「地域とつながった国際協力活動」をテーマに掲げ、模擬株式会社を設立して、本格的なビジネス展開をする高知商業高校。20年にもわたる活動の成果と、30年目に向けた壮大な計画を追った。

生徒が自費で現地に向かい、現地の実情や建設した学校のその後を自らな目で確認。子ども達と交流も図っている。また、現地で販売会やオリジナル商品に加工する買い付けも行う。

1994年よりラオス学校建設活動に取り組んでいる高知商業高校。その資金調達の方法は、大人社会さながらのシステムとなっている。まず、校内に模擬株式会社を設立し、生徒・教職員・保護者らが株主となって出資。その資金をもとに代表生徒がラオスを訪問し、伝統工芸品を買い付け、オリジナル商品に加工して高知で販売。その利益から株主への配当金と出資金を除いた残金を「NGO高知ラオス会」を通じて学校建設活動に充てている。これまでに建設された学校は7校となり、2013年夏には保育園が完成した。また、フェアトレードによるラオスの伝統工芸文化への貢献や、「教科書不足」など教育現場における課題を現地で調査するなど、ハード面以外での支援活動も大人顔負けだ。

高知とラオスを結ぶ高校生の姿

これまでに製作したオリジナル商品には、全てラオス伝統の布と間伐材が使われてきた。そこには「地域振興と環境対策を軸にした国際協力」という確固たるテーマがある。

「ラオスに学校を建てたいという思いがいくらあっても、地域の方々に理解をしていただけなければ意味を成さない。そのためには地域をもっと知らなければいけないし、地域の課題をもっと学習しなくてはいけない。その学習の中で『間伐材』というキーワードが浮かびました」と成瀬教諭は振り返る。森林率84%の高知県において間伐材の有効利用は、産業面と環境面のどちらにおいても重要課題となっている。環境問題意識が高まっていた2010年まではエコバッグやマイ箸を製作し、「節電」がキーワードとなった2011年以降には扇子を製作。時代感やニーズにマッチした商品に、高知の間伐材とラオスの布を活用することで、両者の課題を広く伝えることができた。

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