地域を変える注目プロジェクト

豊かな歴史や文化の蓄積があり、数々の観光資源、イベントで盛り上がる高知県。その潜在力を発揮するために、さまざまなプロジェクトが仕掛けられている。高知県の魅力を発信し、新たな価値をもたらしている取組みを一挙紹介。

砂浜美術館

ありのままの風景が「作品」

毎年Tシャツアート展や潮風のキルト展などのイベントを開催

「私たちの町には美術館がありません。美しい砂浜が美術館です」がコンセプト。砂浜で「Tシャツアート展」を開催したのが、誕生のきっかけ。砂浜美術館の「作品」は、沖を泳ぐ「ニタリクジラ」、潮風を受ける美しい「松原」、砂浜に沿って広がる「らっきょうの花畑」、浜辺に流れ着く「漂流物」、波と風がデザインする砂模様......。見方を変え、想像力を働かせ、一つひとつの大切な「ありのままの風景」を「作品」として楽しむ。

リョーマの休日

歴史や伝説をはじめ、大自然、パワースポット、ご当地グルメ、体験プログラムやスポーツなど、盛りだくさんのメニューを提供

「龍馬パスポート」でランクアップ

高知の幅広い魅力を伝える観光キャンペーン「リョーマの休日」。当初は2012年度から2年間の予定だったが、好調を受け、実施期間を延長した。観光施設などで特典が受けられる「龍馬パスポート」は、目標の1万冊を4ヵ月で達成。人気の秘密は、ランクアップする仕組みを導入したこと。参加施設のスタンプを集めることでランクが上がり、より充実した特典が受けられる。同キャンペーンは、15年度に県外観光客400万人を目標にしている。