2013年10月号
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ヘルスケア・ビジネスの革新

デジタル・ヘルスケアの成長

谷口賢吾(クリエナレッジ 代表取締役)

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ここ数年で、健康分野におけるIT、デジタルツールを使ったイノベーションが盛り上がっている。この状況は「デジタル・ヘルスケア」、「モバイル・ヘルスケア」、「Health2.0」などと呼ばれる。この市場の現状と今後を追った。

2013年に入り、ライフログ、ヘルスログ関連のプロダクト・サービスの人気が加速している。2012年にNike+FuelBandがヒットしたのに続いて、今年に入りFitbit、Jawboneなどリストバンド型の活動量計が日本でも発売され、注目を集めるようになった。

いずれも、スマートフォンのアプリを通じて、活動量を測定し他結果を見ることができるデバイスである。これらは、デジタル技術の進歩によって、データの取得、データ蓄積、見える化などが容易になったことが背景にある。

また、ヒットの背景として、ユーザーの嗜好の変化もあげられる。

デザイン・ファッション性が重要

注目を集めているライフログ、ヘルスログ関連のプロダクト・サービスとこれまでの健康管理ツールとの大きな違いは、よりデザイン性が高まっていること、スマートフォン・タブレットPCと連動したアプリで手軽に利用できるようになっていることが特徴といえる。

Nike+FuelBand 日常生活をエクササイズにする、というコンセプトをもったリストバンド。3軸の加速度センサーを搭載。手首の動きから活動量(NikeFuel)を測定し、設定した目標の達成を目指す。スマホアプリを使用し、毎日の活動を記録できる

機能的には、これまで類似の製品も存在していた。日本の体組成計メーカーなども以前から同様の製品を発売しているが、デザイン性では、前述の米国製の3つが優れている。

ナイキは、スポーツブランドでもあり、ブランド力を保つためにデザイン性を重視している。スポーツブランド企業は、アパレル市場でも競争しており、デザインの重要性を熟知しているため、健康器具から始まった日本製製品とデザイン力の差が、そのまま健康デバイス市場での差につながったといえるのではないだろうか。

Jawbone社は、JawboneUPを製造する際に、ブレスレットのようなファッション性を持たせることを意識していた。つまりファッションアイテムであり、アクセサリーでもある。

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