フィールドワークで地域を知り 木津川市の新事業構想を目指す
フィールドワークで地域を知り
木津川市の新事業構想を目指す
12月に開催したプロジェクト研究「Future Lab. Kizugawa」で、京都府木津川市内のフィールドワークを行った。木津川市域の地方創生に資する新事業構想を研究する本プロジェクト。まずは地域を知るため、市役所の協力を得て歴史や背景について丁寧に解説を受けながら主要な施設等を視察した。
浄瑠璃寺では国宝指定の「九体阿弥陀如来坐像」や「本堂」、「三重塔」、また、国の特別名勝に指定されている庭園を見学し、福寿園山城館では自然の美しさと宇治茶の魅力に触れた。そのほか、様々な企業の研究所や小学校跡地に生まれた市民相互の交流や地域活動を促進する「当尾の郷会館」などに足を運び、充実したプログラムで、地域の歴史・文化、人口や地理といった基本情報から、子育て・教育・福祉などの市民生活、学研都市としての一面、産業や観光、イベントなど多様な視点から気づきを得る一日となった。
木津川の魅力と地域資源を再発見し、いよいよ本格始動する事業構想研究に活かしていく。
本プロジェクト研究は、ロート製薬から木津川市に寄附される企業版ふるさと納税の寄付金を活用している。

2025年3月に木津川市内にオープンするお茶のテーマパーク「福寿園山城館」を見学
木津川市内のフィールドリサーチ
食の未来を共創する
プロジェクト研究が開講
「食の未来」をテーマにしたプロジェクト研究が新たにスタートした。多様な業種業界から集まった12名のプロジェクト研究員が事業構想を研究する。
本プロジェクト研究では、
◎1次産業の抱える課題(農業・環境保全など)
◎食の安全(品質管理・食品供給網の安定化など)
◎フードテック(AI・冷凍技術進化など)
◎ヘルスケア(食の多多様性・食と運動の連動など)
◎フードロス解決(食品保存・流通システムなど)
◎食文化(食育・フードツーリズムなど) 等
「食」のなかでもテーマを絞り、「他社との共創」によって新たな価値を見据え、最終的には事業構想書を策定することを目指している。事業構想研究所 森井理博客員教授が担当し、プロジェクト研究は2025年12月まで、全期間24回以上実施される。
事業構想研究所の森井理博客員教授が担当し、プロジェクト研究は2025年12月まで、全期間24回実施される。
本プロジェクト研究では、食について幅広い知見を得るために、専門家や食に関わる実務家など多彩なゲスト講師を招聘する。幅広い知識を得て講師や研究員とディスカッションし、自身の視野を広げ、研究員は構想を練り上げていく。

食の未来共創イノベーションプロジェクト研究(第1期)の開講式
建設・リサイクル業界の
新たな課題解決を推進
建設業界やリサイクル業界の活性化を目指し、全国建設発生土リサイクル協会の協力のもと、「JASRA事業構想プロジェクト研究」の募集を開始した。自社の経営資源や自身の技術を活用して、建設・リサイクル業界の活性化に資する新事業の創出を目指す企業等の方を、15名ほど研究員として募集。2025年4月から約1年間の研究期間で、異業種の企業やパートナーとの知の共有・探索や、共創を行いながら、自社の事業構想を考えていく。研究会終了後も、JASRA-未来共創チームを創設し、産官学の共創を模索していく予定だ。

プロジェクト研究
プロジェクト研究は、事業構想大学院大学 修士課程のカリキュラムのエッセンスを活かし、研究参加者の新たな事業構想と事業計画構築を行う1年間の研究会です。
担当教授が1年間を通じて、多彩なゲストを招きつつコーディネートとファシリテーションを行い、研究員の知見を高めながら推進していきます。
プロジェクト研究 概要
研究会:定例研究会(1回4時間、隔週24回開催、共同研究会年6回)等
形式:テーマ型/一社型
目的:新規事業、既存事業の再構築、地域活性などの構想・構想計画構築
定員:10〜15名
主担当教員:事業経験豊富な実務家教員
事業構想セミナー・説明会
セミナー、プロジェクト研究の説明会を実施しています。
JASRA事業構想プロジェクト研究
2/4(火)13:00~ オンライン
地域共創プロジェクト研究
2/6(木) 11:00~ オンライン
大分新事業開発プロジェクト研究(第4期)
2/12(水) 11:00~ 大分会場、オンライン