アーサー・ディ・リトル CEO調査とコンサルティングの未来
戦略コンサルティングファームのアーサー・ディ・リトルが実施した2023年のCEOインサイト調査。コロナ禍という困難な時期を乗り越え、世界各国のCEOはより高度な技術の利用や他国への進出に意欲的だ。同社はまた、オープンコンサルティングやエコシステム型イノベーションの構築を目指している。
先々の予測がますます困難になる中でも、企業経営者は自らの組織を成長させなければならない。戦略コンサルティング会社のアーサー・ディ・リトル(ADL)では世界中の企業の最高経営責任者(CEO)に対する調査を実施し、「2023年CEOインサイト調査」をまとめた。同社のチェアマン兼CEOのイグナシオ・ガルシア・アルベス氏と、同社日本法人アーサー・ディ・リトル・ジャパン代表の原田裕介氏は、2023年6月に開催したメディア向け説明会で、この調査の結果について解説した。
現在・未来のバランス志向が顕著
欧州企業は中期的な将来に期待
同調査の対象となったのは、売上高が10億ドルを超える欧州、アジア、中東、アフリカ、南北アメリカに拠点を置く企業のCEO246人。調査に回答したCEOの55%は従業員1万人以上の組織を率いている。回答者は、通信、エネルギー・公益、製造、旅行・運輸、ヘルスケア、金融サービスの主要6業界から均等に集めた。
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