ベトナムの最新スタートアップトレンド エコシステムが短時間で急拡大

1億人近い人口を抱えながら、平均年齢は30歳そこそこと、活力に満ちた国・ベトナム。起業支援の仕組みが整いつつあり、NFTのユニコーン企業も生まれている。成長する市場の中、将来の可能性に満ちた同国のスタートアップ事情を紹介する。

 

ベトナムには9730万人以上が居住し、スマートフォン使用率は98%にのぼる。うち70%がインターネットも使用している。ネットの利用は10年前に比べてはるかに一般的になっており、このためベトナムは現在、大きなテクノロジー市場を持っていると認識されている。

ベトナムにおいては、スタートアップという考え方はまだ比較的新しいものだ。約15年前、電子商取引とオンライン教育の分野でいくつかの企業が設立され、ベトナムの新興企業の成長が始まった。しかし、テクノロジースタートアップエコシステムのすべての要素にアクセスできるようになったのは2016年のこと。

ベトナムでは2016年に、革新的なスタートアップエコシステムの育成を目的として、「プロジェクト844」が始まった。このプロジェクトは、知的財産や新技術、革新的なビジネスモデルに基づく新興企業の急速な成長に役立つ環境を構築することを目的としていた。2017年の中小企業支援法の制定により、革新的な中小企業が明確に定義されるようになり、その後の支援策の基礎になった。その後、2018年にスタートアップ向けの投資ガイドラインが発表されて2020年まで有効となり、投資インセンティブの追加カテゴリーが導入された。ベトナムの経済改革を特徴づけたドイモイ政策以降、約40年間でベトナムでは約60万社の企業が設立され、そのうち約3800社が新興企業に分類されている(MOST、2018年)。これらの新興企業は、3つの異なる位相に分類される(Chinhetal.,2020)。

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