大阪・関西万博を共創の場に 12のデザインプロジェクトが始動
既存のビジネスの枠組みが通用しなくなり「共創」がバズワード的に流布しているが、新しい価値を生み出した事例はまだ数少ない。そうした中、大阪・関西万博も「共創」をテーマに、事業者とデザイナーがペアとなり、プロダクトやサービスの開発が始まる。その発表会をレポートする。
2025年に開催される大阪・関西万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」と、公式テーマに“デザイン”を掲げる初の万博だ。そのため筆者が属する日本デザイン振興会は、ロゴマークやキャラクター、デザインシステムの選考などの支援を行っている。
また、実装すべき未来社会の姿をデザイン視点で検討する委員会「Expo Outcome Design Committee(EODC)」においても、アドバイザーとして参画しレポートにまとめ、新しい共創事業となる運営参加特別プログラム「Co-Design Challenge(CDC)」が策定された。CDCは、①万博を機会として「新しい何か」をつくること、②共創の取り組みであること、③デザイン視点で取り組むこと、④大資本でなくても取り組めること、の4点を特徴として昨年提案を募集した。
計79件の提案の中から選定委員会が12件を選び、その発表会が3月7日に開催された。
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