IMAGICA GROUPの成長戦略 変化を捉え高収益体質を目指す

映像の企画・制作・編集・配信・流通をグローバルにワンストップで提供するIMAGICA GROUP。動画配信市場向けのグローバルE2E事業やライブエンタテインメント事業での成長を目指す。産業分野にも事業を展開し、逆境にも強いバランスの取れた高収益体質のグループを目指している。

布施 信夫(IMAGICA GROUP 代表取締役社長)

IMAGICA GROUPの歴史は、映画フィルムの現像や上映用プリント事業を目的に1935年に創業した「極東現像所」に遡る。1986年には、「IMAGICA」に社名を変更した。

コアコンピタンスは映像の
ワンストップソリューション

IMAGICA GROUP代表取締役社長・社長執行役員の布施信夫氏は、「当社の原点は映画フィルムの現像。映画産業の発展とともに歩んでまいりましたが、テレビの普及に伴い、アナログビデオにかかわる映像制作の技術(ポスプロ)サービスも開始。その後もデジタル化の流れを先読みした新たな事業を展開する構想が社内に生まれていきました」と、事業の変遷を振り返る。1992年には、放送局向けの機材を扱うだけでなく、産業用カメラなどの開発・製造・販売を手掛ける会社を買収し、事業領域を広げた。さらに2000年以降は映画・ドラマ・CM・MV・アニメなどのコンテンツ制作会社や、映像に関わるクリエイター人材の派遣・紹介・育成などを手掛ける会社もグループに加わった。

「事業領域が拡大したことで、映像の企画・制作・編集・配信・流通までワンストップで行い、人材育成やシステム構築までもできるようになりました。このような企業集団は他にあまりなく、ワンストップソリューションは私たちのコアコンピタンスになっています。また、クリエイティブとテクノロジーの両方を持っていることも、私たちの強みです」と布施氏は説明する。

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