レベル４での自動運転移動サービス 永平寺町の2kmの区間で運行開始

4月の改正道交法施行を受け、完全に運転手なしの自動運転移動サービスが福井県永平寺町で始まった。人口減少下において高齢者などの移動の足を確保する手段として期待が高まる。

自動運転で運行する電動カート（左）と、自動運転の遠隔監視室

福井県永平寺町において、2023年5月21日から自動運転レベル４（特定条件下における完全自動運転）での自動運転移動サービスが始まった。同日、西村康稔経済産業大臣、豊田俊郎国土交通副大臣、河合永充永平寺町長らが出席したサービス開始の記念式典を開催した。一般の乗客向けのサービスは5月28日に開始。料金は大人100円、子ども50円で、過疎化・高齢化が進む地域において、高齢住民、通勤・通学者や観光客の移動手段を提供することを目指している。