技術で挑戦を続ける川田グループ 自由な発想が新たな事業を生む

橋梁から建築、土木、航空、ICT、ヒト型ロボットなど、グループで幅広い事業を展開している川田グループ。そのルーツは、1922年に富山県で創業した川田鐵工所だ。持株会社代表取締役社長の川田忠裕氏は、「自分たちに何ができるのかを常に考え、時代に合わせて進化してきた結果が今の姿」だと語る。

川田 忠裕(川田テクノロジーズ株式会社 代表取締役社長)

鋼製橋梁からICTや飛行機まで
生き残りをかけ新事業へ進出

川田テクノロジーズ(KTI)を持株会社とする川田グループは、川田工業など7つの事業会社を中心に、橋梁、高層ビル鉄骨、システム建築などの設計・制作・施工、さらには航空、ICT、ヒト型ロボットやソフトウエアの開発・設計・販売まで、多角的な事業展開をする企業グループだ。

その起源は、鍛冶職人の川田忠太郎氏が1922年に富山県で興した川田鐵工所で、今年創業100周年を迎える。戦前に小さな橋なども手掛けたが、高度成長期に橋梁分野に本格進出した。川田忠裕氏は「しかし、戦後参入、しかもほぼ最後発のため、技術や実績で老舗企業にかなわなかったようです」と語る。その差を埋めるべく打った手は、コンピューターの導入だった。

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