ノーリツの成長戦略 挑戦する組織への変革を推進

給湯器メーカーとして知られるノーリツ。「すべては挑戦からはじまる。」というバリューズを掲げ、挑戦する組織への変革を推進している。環境負荷の低減を目指す省エネ技術の開発を進め、またコア人材を育成・強化するプロジェクトでの提案を基に、新規事業の「熱ソリューション事業」を本格稼働させた。

腹巻 知(株式会社ノーリツ 代表取締役社長)

「お風呂は人を幸せにする」
創業者の想いが原点

ノーリツは1951年に「お風呂は人を幸せにする」という理念の下、神戸市で設立された。創業者・太田敏郎が海軍兵学校時代、厳しい訓練後に許されたわずかな時間の入浴で心を癒した経験に基づくものだった。

「『お風呂は人を幸せにする』という創業の原点を現在も大切にしています。他方で2017年には理念体系を一新し、『新しい幸せを、わかすこと。』というグループのミッションを策定しました。また、昨年はこのミッションの下、2030年のありたい姿に向けてビジョンとバリューズを刷新しています」。ノーリツ代表取締役社長の腹巻知氏は、こう語る。ビジョンは「『なくてはならない』を、届けつづけるために。 『なくてはならない』を、新しくつくるために。」とし、バリューズは「すべては挑戦からはじまる。」とした。

国内外の事業を通じ、顧客の満足を追求し、「新しい幸せ」を実現するため、深化と探索の両利きの取り組みに挑戦している。

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