友鉄工業 劇的な産業構造の変化に対応できる人材を育成

中国山地にある広島市安佐北区可部地区は、江戸時代からの伝統的な「たたら製鉄」の流れを汲む鋳物産業の産地だ。同地で創業した友鉄工業は、自動車部品用プレス金型鋳物やマンホール鉄蓋などの製造を主力事業とするが、近年の産業構造の変化に対応するべく、人材育成に力を入れている。

デジタル化で、短納期・
高精度の鋳物を製造

「当社は、父が1959年に設立した会社です。二代目は現在会長を務める兄で、私が三代目となります」と友鉄工業代表の友廣和照氏は語る。友廣氏は滋賀県にある橋の欄干メーカーで勤務した後、マンホール販売を専門にする子会社を担当。15年前から同社の三代目社長を務めている。

友廣 和照 友鉄工業株式会社 代表取締役社長

「現在の主力事業は、自動車部品用プレス金型鋳物、工作機械・各種産業機械鋳物、マンホール鉄蓋などの製造です。SDGsに貢献すべく、鋳鉄製品の水平リサイクル、下水道のメンテナンス事業、海洋環境保全につながる技術の開発などにも積極的に取り組んでいます」

従来の鋳物製造は木型を用いた鋳造法が主体だが、同社では発泡スチロールを消失模型とするフルモールド鋳造法の技術を確立。3DCAD/CAMを使ったデジタル化で、短納期で高精度の鋳物を製造することが可能になっている。

3DCAD/CAMで短納期・高品質に鋳物を生産できる「Casting X」システム

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