二酸化炭素排出ゼロの技術革新に挑戦 最大の変革期をチャンスに

カーボンニュートラル実現に向けた技術開発や、高付加価値の鉄鋼製品の比率の向上に取り組むJFEグループ。過去、様々な課題に直面しつつ成長を続けてきた同社だが、現在は創立以来、最大の変革期に入っているという。事業環境が激しく変化する中でも、ピンチはチャンスと捉えて新たな発展を目指す。

柿木 厚司(JFEホールディングス代表取締役社長)

JFEホールディングスは日本鋼管(NKK)と川崎製鉄の経営統合によって、2002年に誕生した。グループ傘下には、鉄鋼事業の「JFEスチール」、エンジニアリング事業の「JFEエンジニアリング」、商社事業の「JFE商事」がある。

「1985年の『プラザ合意』ほか、過去には非常に厳しい時代もあり、日本の鉄鋼業界は設備集約など様々な改革に取り組んできました。業界再編もその1つで、日本の鉄鋼大手といえばかつては5社でしたが、現在は3社となっています」。JFEホールディングス代表取締役社長の柿木厚司氏は、こう振り返る。さらに現在の状況は創立以来、最大の変革期だという。

「第1に、2050年のカーボンニュートラル実現のため、何としても技術開発を成功させる必要が出てきました。もう1つは、大量生産から高機能品へのシフトです。JFEでは、京浜地区の上工程と熱延設備は2023年9月を目途に休止します。今後は高付加価値品の比率を増やし、『量から質』に転換していきます」。

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