クリニック事業から見えてきた医療機関向けビジネスのカギ

医学・行政・ビジネスの観点から医療・ヘルスケア業界の事業戦略を考える本連載。医療機関向け製品・サービスは無数にあり、性能のよさが訴求されがちだ。だがしかし、競うべき点は本当に機能なのだろうか。筆者が現在進めている、クリニック経営で得た経験から考察する。

クリニック経営では診療以外に患者の獲得や資金繰り、スタッフのマネジメントなども大きな課題となる。医療・ヘルスケアビジネスでは製品やサービスの「機能」に重点が置かれがちだが、現場にもたらされる「ベネフィット」のほうが事業成功の鍵を握る(画像はイメージ)

開業して痛感した開業医の視点

以前の本連載でも少し触れていましたが、2022年4月に銀座にクリニックをオープンして、早1カ月が経ちました。つくづく、今までは「医師ではあるが、開業医の気持ちではなかった」と感じています。今回は、事業開発にとっては必須といってもいい要素である「機能とベネフィット」について、クリニック事業を通じて筆者が感じていることをお伝えします。

図 クリニック経営者に対して訴求すべきこと

出典:原稿内容を元に編集部作成

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