アクシス DX推進で貢献、ITコンサル企業への進化を目指す

アクシスは金融機関向けのシステム開発を中心に、ICT技術を活用した事業で企業のデジタルトランスフォーメーション（DX）をサポートしてきた。システムインテグレーション企業からITコンサルティング企業への進化を図り、2027年度の東証プライム市場上場を目指す。

横田 佳和　アクシス代表取締役社長執行役員COO

社員を第一に考え、業界の
「軸」となって変革に挑戦

1991年創業のアクシスはICT技術を活用し、システムインテグレーション事業とクラウドサービス（CS）、デジタルコンサルティング事業などを展開。金融機関や公共・社会インフラ向けのシステム開発を中心に、お客様のDX推進をサポートしている。

「社名のアクシス（Axis）は、『軸』を意味します。創業当時、同業者には社員を大切にしない会社が多く見受けられました。このような中、私たちは社員を第一に考え、私たちが中心になって業界を変えていくという強い思いを社名に込めました」。

アクシス代表取締役社長で執行役員COOの横田佳和氏は、こう振り返る。創業はバブル崩壊直後で、IT業界も冬の時代を迎えていたが、「失敗しないプロジェクトマネージメント」と「徹底した収支管理」で創業以降、赤字なしの33期連続黒字を続けてきた。また、2020年９月には東京証券取引所マザーズに株式上場し、2022年４月にはグロース市場に移行。さらに同年９月には、スタンダード市場に変更した。