事業構想の基礎からはじまる アイデアを考え続ける２年間

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議論から得る気づきが新たな視点につながる

化するハイブリッド授業環境（写真は福岡校）

＜現役院生の声＞

観光協会から起こすイノベーション
「稼ぐまちづくり」の実現へ

栁下 天祐（やぎした・てんゆう）
一般社団法人 南さつま市観光協会
観光物産マネージャー
福岡校13期生（2024年度入学）

鹿児島県の最西南端に位置する南さつま市の観光協会で、観光まちづくり業に従事しています。山積する課題と厳しい現状を前に、地域も事業も「稼ぐ力」が重要だと痛感しています。「稼ぐまちづくり」を実現するため、地域の事業者や住民、雇用を全体的に底上げできる構想を研究しようと大学院に入学しました。

授業が始まり、体系的な学びや多様なバックグラウンドを持つ院生との議論は刺激的で新鮮です。インプットしたことをすぐに仕事で実践できることが楽しく、社会人大学院の醍醐味を感じています。

南さつま市観光協会は自主財源と人材で運営する組織で、観光協会としては全国的にも珍しいと思います。今回、私は企業派遣で大学院に入学しました。地域の未来を本気で考えて、職員をMPDに派遣する組織の存在と自身の研究が、周囲の共感を得て、地域の前向きなモチベーションになることも願っています。

宿泊施設を拠点とした地域活性
につながる事業構想を目指して

阿部 功（あべ・いさお）
アネックスホテルアベ　代表取締役
仙台校13期生（2024年度入学）

宮城県北の田園地帯で、28室の小さなビジネスホテルを経営しています。地域衰退の中、手元にある経営資源とアイデアを組み合わせながらサービスを提供してきました。この度、地域活性化や新しい事業の組み立てを体系的に学びたく、事業構想大学院大学の門をたたきました。

当初はオンライン受講をメインで考えていましたが、校舎では色々な人に会えることが新鮮で楽しく、結果的にリアル受講が増えています。多様なフィールドから集まった同期との分け隔てない繋がりは、年代を超えた友人のようであり嬉しく思います。教授陣も多彩な先生ばかりで、思考や視野の広がりを実感しています。

私たちの地域は過疎地域にあり、外部からの支援に頼るだけでなく、自力で地域を盛り上げる力が必要です。実践を見据えて、この2年間でアイデアを磨き、自社や地域の資源を活かした事業構想を研究していきたいと思います。