技術商社・松尾産業の挑戦 つながりを加速、製造業に新たな価値を
創業80年以上の歴史を持つ松尾産業は、商社の枠を超えた挑戦を続けている。化学・自動車・電子・機械分野の商材を扱い、特に自動車産業においてはTier1として70年以上にわたる実績を有する。現在は蓄電池などの新分野にも注力。社内外の連携を通じて、新たな価値提供への歩みを進める。

松尾 尚樹(松尾産業 代表取締役社長)
自動車産業との深いつながり
エアバッグの開発にも携わる
松尾産業は、現社長の松尾尚樹氏の曽祖父が1938年に塗料原材料卸として創業した企業だ。以来、自動車部品、塗料原料を中心に化学・自動車・電子・機械分野と多岐にわたる商材を扱ってきた。自動車産業での実績は70年以上にわたり、豊田合成の代理店としてSUBARUに部品供給を担うTier1としての顔を持つ。エアバッグ開発など製品開発にはコンセプトづくりや構想段階から参画し、現在も共に製品を進化させ続けている。過去には粉体塗装機をメーカーとして製造していた時期もあった。「メーカーとしての顔も長かったこともあり、メーカーの考えや苦悩も熟知しています。商社でありながら、同じ目線での開発・品質へのこだわりを高く評価いただいている」と松尾氏は語る。
現在は、自動車部品を扱うオートモーティブ事業部、塗料用原材料を扱うコーティングマテリアル事業部、R&D装置、機能性素材などを扱うアドバンスドテクノ事業部、太陽電池、系統用蓄電池などを扱うエネルギーソリューション事業部の4つの事業を展開。中国、タイ、マレーシア、インドネシアにも拠点を持つ。
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