アマノの経営戦略と新規事業開発 事業の拡大と深堀で100年企業へ
1931年に日本初のタイムレコーダー製造から始まったアマノの事業は、社会環境や時代の変化と共に拡大してきた。8年後の100周年に向けて、情報システム・パーキング・環境・クリーンの既存事業拡大と事業領域の創出、そして、新規事業の探索により、さらなる成長を目指す。
時間を記録する機械メーカーから
時代の変化に乗って各事業を転換
アマノは1931年に、日本初の時刻記録機(タイムレコーダー)製造を目的とする「天野製作所」として創業した。現在はグローバルソリューション企業として、情報システム、時間管理機器、パーキングシステム、環境システム、クリーンシステムという5つの事業で事業領域の拡大と深堀に取り組んでいる。
「私たちの経営理念は『人と時間』『人と空気』の分野で新しい価値を創造し、安心・快適で健全な社会の実現に貢献するというものです。また、製造業として、しっかりものづくりをして、ダイレクトセールス、ダイレクトサポートで自分たちの製品を自分たちで売り、アフターメンテナンスも行い、お客様の声を直接聞いて次の商品開発に活かします。この直販製造業のサイクルを、しっかり回すことが基本です」。
アマノ代表取締役社長の山﨑学氏は、こう語る。創業以来、社会環境や時代の変化に乗って各々の事業を転換し、ハードメーカーからトータルソリューション・ベンダーへと進化を遂げてきた。
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