日本初のスポーツDAO ファンとの価値共創でクラブが成長
DAO(分散型自律組織)は価値共創のための有望なガバナンスモデルであり、幅広い分野への応用が期待される。アビスパ福岡は2023年2月、日本初のスポーツDAOを発足、わずか2か月で多くの成果を生み出している。メタバースとの接続も見据える「アビスパDAO」の戦略とは。
福岡県福岡市をホームタウンとするプロサッカークラブ、アビスパ福岡は2023年2月、日本初のスポーツDAO「Avispa Fukuoka Sports Innovation DAO(以下、アビスパDAO)」を発足した。
アビスパ福岡は2021年にJ1に昇格し、今年3年目のシーズンを迎える。過去20年間、J1に定着できず降格を繰り返してきたアビスパ福岡は、今後の目標としてJ1に定着できる経営基盤の確立、J1リーグ5位以内の実現、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)での躍進を掲げている。
同社の2022年度売上高は28億円だが、その4割以上をスポンサー等の広告費が占め、その他収益源は入場料やグッズ、リーグ配分金、スクール・アカデミー運営となる。「新しい収益源をどのように生み出すか、コロナ禍で減少したサポーターやステークホルダーの体験価値をいかに向上させるか、この2つを解決するものとしてDAOに着目しました」とアビスパ福岡執行役員マーケット開発部副部長の平田剛久氏は語る。
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