2020年10月号
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地域で生まれる新産業

世界300拠点に定額住み放題 「旅して働く」時代をつくる

大瀬良 亮(KabuK Style 共同代表)

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好きな時に、好きな場所で働ける時代に向けて、新しいインフラをつくる。KabuK Styleは、定額で世界中に住み放題になるサービスを提供。ワーケーションの追い風も受け、多様な価値観が多様なままに許容される社会を目指す。

大瀬良 亮(KabuK Style 共同代表)

定額住み放題サービスで
硬直化したインフラを変える

2019年1月にスタートした「HafH(ハフ)」は、定額制(サブスクリプション)で世界中が住み放題になるサービスだ。敷金や礼金、保証金のほか、光熱費なども一切必要ない。1ヵ月単位で利用でき、現在のプランは4種類。毎日利用できる月額8万2000円から、月2日だけ利用の3000円プランまで用意されている。HafHを運営するのは2018年2月設立のスタートアップ、KabuK Style(カブクスタイル)だ。

HafHは、リゾートホテルや旅館、ゲストハウスなど、さまざまな宿泊施設と提携。多様なライフスタイルに対応する

共同代表の大瀬良亮氏は前職で大手広告代理店に勤務し、自治体の広報業務や内閣広報室に出向して政府のソーシャルメディア戦略を担った経験を持つ。出向時代は海外を含めて非常に移動が多かったこともあり、リモートワークの可能性を大いに感じたという。

また、もう1人の共同代表である砂田憲治氏とは大学時代からの仲だ。証券業界で上場企業の資金調達を担っていた砂田氏は、不動産ビジネスにも精通していた。

一般的な賃貸住宅では敷金や礼金がネックになり、頻繁に住み替えることは難しく、まして多拠点居住などには対応できない。働く場所については、長らく固定化したオフィスに通うことが当然とされていた。コロナ禍で変化の兆しはあるものの、誰もがどこにいても働ける環境からはほど遠い。起業の背景には、そうした硬直化したインフラを変えていきたいという思いがあった。

「一人ひとりが多様な価値観をそのまま選択できるインフラが絶対に必要という点で、私と砂田の思いが一致しました。そのためにまず変えるべきは住宅だろうと、HafHを立ち上げたんです」

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