2020年8月号
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変革への挑戦

「超熟」「Pasco」誕生秘話 社長が語るパンづくりの伝統と革新

盛田 淳夫(敷島製パン 代表取締役社長)

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創業者・盛田善平が崇拝する国学者・本居宣長の和歌から社名を取り、「広く日本にパン食を普及させたい」という想いから、近代的工場、機械化製パンの基礎を築いてきた。『超熟』の大ヒット、『Pasco』へのブランド統合などを経て創業100周年を迎える今、目指す未来とは。

盛田 淳夫(敷島製パン 代表取締役社長)

食品業界への逆風をバネに
長寿商品を育てブランドを統合

100年前、「食糧難に苦しむ人々のために米の代用食としてパンを提供したい」と、パンづくりを始めた敷島製パン。代表取締役の盛田淳夫氏が社長に就任した1998年以降にもいくつかの大きなターニングポイントがあったという。

創業当時のパン焼き窯の前で記念撮影するフロインドリーブ氏(右から四人目)と盛田善平(右から五人目)

「最初は、2000年夏に起こった乳業メーカーの集団食中毒と、その後に続出した食品関連の事件です。以降、食品メーカーに対する消費者の意識が180度変わりました。『従来のやり方を続けていたのでは社会からキックアウトされてしまう』という危機意識を強く持ち、社内に浸透させるため、同じことを繰り返し言い続けました」(盛田氏)

また、考え方だけではなくハード、つまり工場の設備のあり方も改めるべく、大きな設備投資を行った。現場から吸い上げた意見をもとに優先順位を付けつつ、防虫のための陽圧化やノロウィルス対策として2重3重の衛生対策を順次進めた。衛生管理のマニュアルも随時更新しているため、今般の新型コロナウイルスへの対応は「平常通りを徹底するのみでした」(盛田氏)

二つ目のターニングポイントは、『超熟』の大ヒットとロングセラー化だ。炊き立てのごはんのような味わいと、毎日食べても飽きない美味しさを追求した商品で、発売から20年以上経ったいまでも食パン分野ではナンバーワンの地位を守っている。

大ヒット商品である食パン『超熟』のパッケージ

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