2020年6月号
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地域特集 愛媛県

地域企業・田力本願 4人の男たちが「米のブランド化」に挑む

中野 聡(田力本願 代表取締役)

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田んぼの下に力と書いて〈男〉。個性もバックグラウンドも異なる4人の農家の男が、米づくりへの想いを同じくし、地域企業・田力本願を立ち上げた。実直な米づくりとブランディング戦略で、愛媛・宇和町の米を全国に発信する。

田力本願を構成する4人の男たち。左から、代表の中野 聡氏、河野昌博氏、梶原雅嗣氏、井上裕也氏。それぞれ米農家になった経緯は違うが、いずれも宇和町にルーツがある。同社ホームページでは、各メンバーの就農のきっかけや米づくりにかける思いなども綴られている

米のブランド化に挑戦

愛媛県西予市宇和町は、標高400~800mの連山に囲まれた山間盆地。一年を通じて寒暖の差が激しく、肱川源流域の清らかな水や土質に恵まれ、弥生時代から稲作文化が根づいている愛媛県有数の米どころ。その米どころで、個性的な4人の米農家が出会った。

ニックこと中野聡、ダーツこと河野昌博、カジーこと梶原雅嗣、ズームこと井上裕也。家業の承継や美容師からの就農など、米農家になった経緯はさまざまだ。バラバラのバックグラウンドを持つ4人は、地元の青年農業者の集まりで知り合い、2016年にブランド米の販売会社として田力本願を設立した。

代表を務める中野聡氏は「最初は4人とも、自分で作った米を自分で売る努力をしていました。4人一緒に市外や県外のイベントで販売することも多くあったなかで、地元の米が意外と知られていないことにショックを受けました。4人それぞれに自分の米を売るより、一緒に何かできないかという話になり、“米のブランド化”に着手したのです」と話す。

愛媛といえば、米よりもみかんがまず頭に浮かぶ。4人の手がけるブランド米〈田力米〉は、このみかんの搾りかすを有機肥料として使用した、“みかん循環栽培”で作られている。

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