2020年4月号
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食と料理のイノベーション

「おやつ」のサブスク 届けるのはモノではなく楽しい体験

服部 慎太郎(スナックミー CEO)

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おやつのサブスクリプションサービスを運営するスナックミー。安全で素朴なおやつを食べたいという思いからスタートしたサービスは、小規模でも優れた製品を持つ生産者の新しい販路という役割も担いつつある。

服部 慎太郎 スナックミー CEO

郵便ポストに届いた箱を開けると、中には手のひらサイズのパッケージが8個入っている。それぞれの中身は、ドライフルーツやナッツ、焼き菓子など。2015年9月に設立されたスナックミー(東京都中央区)は、このような「おやつ」のサブスクリプションサービスを提供している。

意外なおいしさとの出会いを演出

申込の際は、まずスナックミーのウェブサイトでおやつの嗜好や食べる時間、場所などの簡単なアンケートに答える。この結果に沿って、スナックミー側で選んだ8種類のおやつが詰め込まれたボックスが2週間、もしくは4週間ごとに届く。ボックスは郵便受けに入るよう、厚みが2.5センチに抑えられており、不在時でも再配達の必要はなく、確実に受け取れる。

ウェブサイトからの注文で、おやつを定期的に届ける

ユーザーには、食べたおやつについての評価や好みをフィードバックしてもらい、2回目以降はそのデータに基づいて送るおやつを選ぶ。個人の好みは参考にするものの、あくまでも選択はスナックミーで行う。

「嫌いだと思い込んでいたものでも実は食べてみたらおいしいということがあります。そんな驚きも感じてもらいたい」と社長の服部慎太郎氏はいう。

現在、スナックミーのメインユーザーは25~40歳代の女性で、全体の95%を占める。「働く女性や子育て中の女性が、一休みするタイミングで楽しんでいただいているようです。定期的に必要なものを届けてもらうというよりは、がんばった時にデパ地下に立ち寄り、好きなものを買う行動に近いイメージ。自分への月1、2回のごほうび感覚で利用されている方が多いのでは」。

ポスト投函できるパッケージを開発。価格は送料込みで1箱1980円だ。干し芋やプレミアムドライパインなどが人気商品となっている

高品質おやつへのアクセスを提供

服部氏はコンサルタントとして働いていた時期、激務中の空腹を紛らわすために間食の習慣がついた。当時は、とにかく小腹を満たせればよいという感覚でスナックを選んでいた。ところが、自身の子どもの誕生を機に、食品の質が気になるようになった。手近な店で質の高いおやつを選ぼうとするものの、一般の小売店では選択肢が限られる。

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