2020年4月号
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食と料理のイノベーション

「社食のキッチン」をシェア 他社へのケータリングで新市場を開拓

上形 秀一郎(ノンピ 取締役副社長)

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米国には企業のランチをメインとするコーポレート・ケータリングのマーケットがあるが、国内にはまだない。ノンピでは、使用される時間が短く遊休資産になりがちな社食のキッチンも活用し、企業の生産性アップにつながるランチの変革や新市場開拓に取り組んでいる。

上形 秀一郎 ノンピ 取締役副社長

「食の可能性を『探求変革』することで世界に笑顔をふやしていく」という経営理念を掲げるノンピは、2003年に設立された。ノンピという名前は、イタリア語の「non piu fame(もう、腹ペコにさせないよ! )」に由来する。当初は東京・西麻布のイタリアン・レストランからスタートし、2004年にはグーグルジャパンへのランチケータリングを提供。その後はケータリング事業を増やし、2009年にはケータリングECも始めた。そして、ケータリングを事業の柱とするため、2018年には飲食店事業から完全撤退した。

「食のマーケットは大きく二分できます。1つは体を作るための食事、もう1つは食事を囲んでコミュニケーションを取る共同食です。私たちが着目するのは、共同食の方です。皆で食事を囲むのは幸せな時間ですし、私たちはその機会を提供したいと考えています」。ノンピ取締役副社長の上形秀一郎氏は、同社の事業の目的についてこう説明する。

「グーグル並み」のランチを廉価に

事業の柱であるケータリングについては、国内の状況は「料理のデリバリーと言えば寿司やピザが主で、長らくイノベーションが起きていません。ここに変革を起こしたい」と意気込む。ノンピでは、自社ケータリング事業を3つに分類している。1つ目は一般的なケータリングの「オーダーメイド」で、プランナーが顧客のニーズに合わせて料理や空間をカスタマイズする。1回当たり30万円程度からで、企業内の懇親会などに利用されている。

2つ目は法人を対象とするケータリングECで、専用サイトから食事を注文しもらい、オードブルを作って届ける。企業内の小規模な会合やパーティを想定したもので、3万5000円からというお得感が受け、前年比約150%のペースで成長している事業だ。

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