2020年2月号
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横浜魅力づくりプロジェクトレポート

地域・自治体・企業・大学が共創 想像力と創造力で地域活性

月刊事業構想 編集部

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かつて違法風俗店が200店舗以上立ち並んでいた横浜市初黄・日ノ出町地区。アートによる負の課題解決に取り組んできた街は今、住民が誇りに思える地域とするために、地域資源である“大岡川”を生かした地域活性化に挑戦している。

 

横浜美術大学の学生が手がけたライトアップによって彩られた大岡川。その美しい景色を眺めながら、子ども連れの家族が散歩をする。2019年10月29日から11月3日にかけて開催された「大岡川ひかりの川辺2019」で見られた光景だ。

本イベントを主催したのは横浜市と、地方創生に関するノウハウを持つ事業構想大学院大学。地域の主体と連携しながら、横浜市の地域資源である「川沿いの水辺空間」を生かした新たな魅力と賑わいを創出することを目指している。

主役は地域

地域の賑わいを創出する上で、かつてのような補助金頼りの取り組みは継続性が見込めない。横浜市のような大都市であっても、60歳以上の人口が100万人に迫る規模となっていることなどを背景に、限られた財源の中で取り組むことが求められている。

このような中、地域のアイデンティティにもなりうる新しい魅力をつくるために、行政はどの地域でもできる施策を実行するのではなく、地域に思い入れのある人が主体となり、柔軟な行動と思考で、地域資源を生かした新しいクリエイティブを生み出すことの重要性が高まっている。

ビジョンが地域の力に

事業構想大学院大学では、横浜市と連携しながら、2017年より地域でのヒアリングや意見交換、ワークショップなどを行ってきた。その中で、地域の主体が思い描く「活性化」の形が様々であり、ベクトルが1つではないという課題につき当たる。

そこで、横浜市と事業構想大学院大学が2019年に取り組んだことの一つが地域のビジョン画づくりだ。多様なステークホルダーが存在する地域において、ビジョンは地域活性化を実現する力となる。町内会やNPO、行政、企業など、地域の主体一つひとつは点だとしても、同じビジョンに向かい、線となり、さらに面となることで、経営資源を共有し、より大きな成果を生み出すことが可能となるからだ。

 

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