2020年1月号
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地域経済とイノベーション

九州経済同友会・代表委員に聞く 日本経済の行方、貧困社会への対策

貫 正義(九州電力 相談役)、永野 芳宣(事業構想大学院大学 特命教授)

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九州経済の一体的発展を促進することを目的とした九州経済同友会の代表委員等を務める九州電力・貫正義相談役と、事業構想大学院大学・永野芳宣特命教授の2人が、世界の政治・経済、人口・エネルギー問題から日本経済を活性化させるために必要なことを語る。

貫 正義(九州電力 相談役)、永野 芳宣(事業構想大学院大学 特命教授)

日本経済復活のキーは
グローバル企業の力

永野 貫さんは、九州経済同友会の代表委員、また、福岡経済同友会の代表幹事であり、さらに今年は南福岡ロータリークラブの会長にご就任されたということで、世界的な視野でさまざまな見聞をお持ちだと思います。

永野 芳宣(事業構想大学院大学 特命教授)

本日は、①世界の政治・経済について。②SDGsについて。③九州から経済を変えるという意気込み。この3つのテーマでお話をお伺いしたいと思っておりますのでよろしくお願いします。

まず、世界の政治と経済についてお伺いいたします。近年、世界の国々はどんどん保守的になり、東西も対立的な状況になっています。こうした世界情勢の中で、日本はどのような立ち位置を取るべきでしょうか。

貫 この30年間、日本はGDPがほとんど伸びていません。この状況をいかに克服して、今後どうやって日本はこの経済の相対的な低下を止めるのかが最も重要な課題と考えます。

貫 正義(九州電力 相談役)

では、どうするか。実は、日本のグローバル企業は海外で大きく成長しています。しかしそれが国内の経済発展にあまり寄与していません。この力を国内に活用させる戦略をどうとるかが、これから日本国内が成長していくうえで大事な鍵になると考えています。

永野 これから世界の人口分布が変わり、アジア、中東、アフリカの人口が増えて、世界に与える影響力が大きくなると予測されていますが(下図)、そうなると、これまでのように米国や欧州とつきあっていれば安心という世の中ではなくなってくるでしょう。

図 世界の地域別人口増加予測

Source:United Nations Department of Economic and Social

 

貫 そうです。日本にとってもアジアや中東やアフリカは、非常に大きな可能性のある地域になると思います。しかしこれらの地域には、人種問題と宗教問題があります。どちらも大きな問題ですが、こうした課題を考慮した戦略を立てることができるかどうか。それが成功と失敗の明暗を分ける要因の一つになると思います。

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