2019年10月号
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変革への挑戦

ジェイテクト 視点は常に5年先、新事業開発でリーダーを育成へ

安形 哲夫(ジェイテクト 取締役社長)

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様々なナンバーワン製品、オンリーワン技術を持つ自動車部品メーカー、ジェイテクト。「常に5年先以降を見ていかなくてはならない」と語る安形哲夫社長は、社内で次世代リーダーの育成プログラムを展開。そこから新たな事業も生まれている。

安形 哲夫(ジェイテクト 取締役社長)

グローバル企業の基盤をつくる

ジェイテクト(本社:名古屋市、大阪市)は2006年に発足した自動車部品メーカーだが、そのルーツは戦前に遡る。1921年に創業し、世界トップクラスの軸受(ベアリング)メーカーに成長した光洋精工と、トヨタ自動車工業(当時)から1941年に分離独立し、世界有数の技術を持つ工作機械メーカーになった豊田工機。この2社が合併してジェイテクトが誕生した。

ジェイテクトは連結売上高1兆5208億円(2019年3月期)のグローバル企業であり、ステアリング、駆動、軸受、工作機械・メカトロの各領域で様々なナンバーワン製品、オンリーワン技術を持つ。特に、電動パワーステアリングは世界シェアトップだ。

2013年からジェイテクトを率いる安形哲夫社長は、就任当時の同社を振り返り、体制づくりやインフラ整備に課題を抱えていたと語る。

「中堅規模の会社が合併して売上高1兆円超の大企業になりましたが、世界に約140の販売拠点を持つグローバル企業としては、体制が整っていないと感じました。そこで私は、基盤づくりから取り組んだのです」

その施策は多岐にわたる。

「グローバル企業にはビジョンが必要であり、まずは『No.1&Only One -より良い未来に向かって-』という『JTEKT GROUP VISION』を策定し、全社共通の価値観として『ジェイテクトウェイ』を策定しました。また、グローバルな人事制度や教育システムを整備したほか、『野武士集団』などと自称して個人頼みになっていた営業活動を、組織的なものに変えました。当社の改革には、ターニングポイントと呼べるようなドラマチックなものはありません。私は、経営とはストラクチャー(事業の基盤や構造、仕組み)をつくることだと考えています。それさえしっかりしていれば、私が退任しても持続ある発展が可能になります」

自動車は走る、曲がる、止まるといった基本的な機能を持つが、その1つである「曲がる機能」を担うのがステアリング。ジェイテクトは、電動パワーステアリングで世界シェアNo.1を誇る

100年に1度の変革期、
自動車産業の未来を見据える

安形社長は「自動車部品のビジネスは、3年先ぐらいまでの勝負はすでに付いている」と語る。

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