2019年8月号
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構想を実現する戦略広報

「嘘のないPR」で支援者を集める マクアケの戦略広報

中山 亮太郎(マクアケ 代表取締役社長)

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中山 亮太郎(マクアケ 代表取締役社長)

「Makuake」は「生まれるべきものが生まれ 広がるべきものが広がり残るべきものが残る世界の実現」をビジョンに掲げ、2013年8月にスタートしたクラウドファンディングサービスです。メディアに注目いただく機会も増え、累計プロジェクト数は6,000件を突破しました。

会社に根付くPR文化

マクアケにおけるPRは、①「Makuake」というサービス自体の認知拡大と、②個別のプロジェクトの広報の2つに分かれます。

①について、近年クラウドファンディングという言葉が災害支援や活動募金、新製品の発掘の場など様々な領域に及んでいるため、解像度高くイメージしづらい部分があります。「資金調達」が1番の目的と理解されがちですが、実はテストマーケティングを目的として活用する実行者(クラウドファンディング実施者)も多く存在しています。実行者候補に適切なベネフィットを知ってもらえるように、PRを進めています。

②は、私たちのサービスの生態系として、当たり前に備わってなければならないものだと認識しています。ビジョンの中にある「広がるべきものを広げていく」世界をつくっていくのにはPRは欠かせません。ビジョンとともに、会社全体に根付いている文化なんだと思います。

特にサービスのPRについては、キュレーターと戦略広報本部が連携し、支援者が知りたい情報を不足なく届けることを大切にしています。広報はキュレーターがヒアリングしてきた実行者の声と世の中の流れを加味し、配信先やリリースのタイミングを決めています。PRばかりが先行し、実際のプロダクトが追い付いていない状況では支援者の支持を得ることは難しいと思っています。

「glafitバイク」のプロジェクトでは、グラフィット(和歌山市)が開いた記者会見のサポートも行いました。というのも、私たち自身、地方のベンチャー企業がモビリティ分野の商品を出すというストーリーに魅力に感じていました。「メディアの注目度も高いのでは」と考え、最適なメディアに積極的に声をかけ記者会見への誘致を行いました。その結果、100を超えるメディアで掲載していただき、目標金額の300万円をわずか3時間で達成。国内クラウドファンディングにおける資金調達額で、最高記録を樹立しました。

和歌山県発、自転車とバイクを掛け合わせた電動バイク「glafitバイク」。量産やマーケティングのためにMakuakeを利用した。

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