事業構想大学院大学 4大都市で100人以上が入学
全国四カ校を中継 入学式を開催
事業構想大学院大学は4月6日、全国四カ校で入学式を挙行した。同月1日より名古屋校が開校し、東京校8期生、大阪校・福岡校2期生を合わせた四カ校で、総勢計105名の新入生を迎えた。
式の模様は名古屋校を発信地として三カ校に中継され、まず田中里沙(同学長)が挨拶を述べた。社会の一翼を担う本学の目標に照らし、「中部地域の経営資源と知財を見出し、アイデアの力で新事業の創出を」と呼びかけた。
加えて、東京校から東英弥(同 総長・理事長)が四カ校に向けて挨拶。「自身も実務の傍ら大学院に通った経験からすると、職業との両立は確かに辛いことも少なくない。しかし、修士課程の2年間はあっという間。今日という佳き日の新鮮な気持ちを忘れずに、教授陣や同級生との切磋琢磨や交流を大切にしながら、充実した学修・研究生活を送ってほしい」と述べた。このほか、大阪校では竹安聡(同 教授)が、福岡校では谷野豊(同 研究科長・教授)が各校新入生に対し挨拶を述べた。
続いて、各校新入生代表による宣誓が行われた。名古屋校からは山口剛生(たけお)氏が「立地や教授講師陣、実業界との接点など優れた学修環境を持つ本大学院で、全身全霊、事業の構想に打ち込んでいきたい」と宣誓した。 また、大阪校からは河目浩樹氏が宣誓(概略は「新入生の声」を参照)。福岡校からは國武秀典氏が「従来になかったモノやコトが人の必要を生み出していく。正に『必要は発明の母』こそ事業構想の精神と捉え、系統的な学びを進めたい」と宣誓の辞を述べた。
新入生の声
学びに全力投入で 切磋琢磨
日々の業務や日常の繁忙に追われ、いつしか埋もれてしまっていた「学ぶことの楽しさ」に身を投じられる大学院生生活の始まりに、心を躍らせています。「事業をつくり、継続する」ことは決して容易ではありません。しかし、卓越した専門知を有した先生方や、多彩なバックグラウンドを持った同級生と共に切磋琢磨し、「アイデアを生み、行動に移し、仲間を集めて、利益を生む」から成る事業構想の循環を軌道に乗せていきたいと考えています。
体系的学修で
アウトプットを向上
神奈川から出身地の福岡へ異動したのに伴い新規事業を担当することになりました。アウトプットの難しさに悩んでいた時、購読している月刊事業構想の誌面で本学の存在を知り、事業構想を体系的に学びたいという思いから入学を決意しました。「仕事の効率化」や「情報の地域間格差の解消」などをキーワードに、会社の業務範囲の内外の分け隔てなく、事業構想に取り組んでいきたいと考えています。