2019年1月号
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修了生が共創 MPDの力

福祉施設発のアートが生む「共創」 SDGs達成にも貢献

月刊事業構想 編集部

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事業構想大学院大学の修了生5名が共に立ち上げたand and plusは多様な自己資源を繋げ、ソーシャルエコシステムを創出する事業を展開。渋谷の街に出店した「Social POP Culture」から発信する、暮らしに彩りを添える共創とは。

間坂ステージで催された展示ブースのバナー前で。浅川浩樹氏(左)と小櫃俊介氏(右) 写真提供:and and plus

突き抜けたアートを発掘

「Social POP Culture」は「多様な背景をもつアーティスト・企業の魅力を、たして、たして、さらに加えて、ワクワクさせる。」をコンセプトに、10月16日~31日、渋谷ロフト・間坂ステージで開催された。

主催したand and plusは事業構想大学院大学5人の修了生が共に起業し、本イベントのトータル・コーディネートを担った。過ぎゆく日々の暮らしに、ふと「ワクワクする」切っ掛けをつくりたい。とかく同質化されがちな世の中で、ストーリーを持った製品と自分の暮らしが響き合い、彩り豊かな日々へと行動変容してもらいたい。「マーケティングのデータから弾き出される製品は今後も生産し続けられるでしょう。他方で、固有のストーリーをそなえた物に愛着を持って永く使う潮流も高まっています。そのような機会の提供に、私たちがどう貢献できるか考えました」and and plus創業者の1人である5期生の浅川浩樹氏は着想の原点を語る。

アートは人びとが心に思い描くイメージを形(姿)に表す活動だが、わけても障害者福祉施設には、生産活動を創作に置き換えて、突き抜けた作品を生み出す「知られざるアーティスト」が存在し、優れた表現の宝庫だ。事業の原点は、そうしたアートを数多く展示するアトリエとの出逢いにあった。

関根幹司氏(Studio COOCA 施設長、株式会社愉快 社長)

「私たちの施設で活動するアーティストは比較的障がいが重く、『労働』『自立』という概念を根本から考え直す必要がありました」。平塚を拠点に展開するアトリエ・COOCAの代表を務める関根幹司氏は語る。「仕事を通じ、どのような社会参加の機会があるかを模索して見つけた結果が、アートでした。アトリエの中でのびやかに活躍してもらえる『雑然さ』が魅力となっています」。展示販売も東京へ持ち出すことが多かったが、海と青空が広がる湘南の地域性も手伝ってか、ここ数年で行政や地域住民の注目が高まり、30年をかけて浸透してきた。

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