2018年6月号
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地域特集 山口県

これからは「好きなことでしか稼げない」 地域を担う人の育て方

北尾 洋二(ザメディアジョン・リージョナル代表)、大野 圭司(ジブンノオト代表)

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今、山口県を拠点に独立・起業を果たした数多くの「地方創生の志士」たちが、それぞれの思いを胸に躍動している。ともに「人材育成」という分野で志を燃やす北尾氏、大野氏の2人が考える地方創生、また、地域で活躍できる人材の条件とは――。

(左)北尾洋二・ザメディアジョン・リージョナル 代表取締役ジョブメーカー(右)大野圭司・ジブンノオト 代表取締役/キャリア教育デザイナー

――お二人は、どのような問題意識を持たれ、「人材育成」という分野に力を注がれるようになったのですか。

北尾 自分が就職するにあたって、「伝える」ことと「地域貢献」に強い関心がありました。ザメディアジョンへの入社後、タウン情報誌の創刊・発行に携わることで、その2つを同時に実現しながら地域活性について探究を進めるうちに、雇用・就職というキーワードにたどり着き、創業や経営サポート、新卒採用のコンサルティングを手がけるようになりました。

北尾 洋二(ザメディアジョン・リージョナル代表)

そのままザメディアジョンで経営幹部になるよりも、現場にこだわり、地場の中小零細企業と若者、そして何よりも地域にもっと寄り添いたいとの思いから、「のれん分け」でザメディアジョン・リージョナルを2011年に設立。企業に対しては採用活動の設計やアドバイス、求職者に対しては就職支援やカウンセリングを実施しています。

大野 過疎の島である周防大島町で育ち、「島おこしに携わる」ことが子どもの頃からの念願だったんです。来たる日のために大学で学び、社会人として研鑚を積む中で、地域再生の担い手を育てるという点で「教育」は不可欠と考えるようになりました。

大野 圭司(ジブンノオト代表)

そして、フリーペーパーの発行を通じた島おこしをスタートし、様々な人たちの話を聞くことで、起業願望や島の将来に夢を抱く若者の少なさを痛感しました。自治体、学校、家庭が一体となり、幼少期から自身の将来を描くような環境づくりが必要であると考え、2013年にジブンノオトを設立しました。

小・中学生を中心に、現在では高校生・大学生たちにまで範囲を広げて「キャリア教育」「起業家教育」の伝道者たろうと奔走し、中国地方など県外での活動も増えるなど、浸透に手応えを感じています。

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