福岡発ベンチャー 自動車業界の新スタンダードを構築

日本全国の自動車整備工場を繋ぎ、ユーザー・自動車業界双方の架け橋となる新たな仕組みを構築しているインプルーブ。同社は、日本の中古車やカー用品を扱う事業者のビジネスを、現物販売から仲介型へ変化させるなど、一般消費者の見えない裏側に、「スタンダード」な仕組みを作っている。

植波 孝仁(インプルーブ 代表取締役)

近年、個人間でオンラインを通じて中古車を売買できるサービスが増えている。しかし、中古車の個人売買には騙されることや故障といった不安があり、日本の自動車個人売買を経験する比率は、世界主要国と比較しても低い。これは国民性によるところも大きいが、自動車整備工場のような専門家が確認をすることでお墨付きを与え、安心して中古車を購入できるようにするプラットフォームが存在していなかったことも大きなボトルネックの一つとなっていた。

この課題に着目したのが、「ユーザー」「鈑金・自動車整備工場等」「部品メーカー・販売店」の架け橋となるサービス「ゴーゴーガレージ」を運営するインプルーブ代表取締役の植波孝仁氏だ。「ゴーゴーガレージ」に登録された自動車整備工場は全国で8500件、部品メーカー販社は85店を超え、人口カバー率90%以上と、国内で同業他社の追随を許さない圧倒的なネットワークを誇っている。

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