「世界交流首都」と「共生社会」の実現|京都府知事インタビュー

「世界交流首都・京都」を方針として掲げ交流人口の拡大に取り組むと同時に、地域に暮らす人々が強く結びつき、お互いを活かし合ってみんなで生きていこうとする新しい「共生の文化」の創出を目指す京都府。山田啓二知事に、現在の取組と今後の構想について聞いた。

山田 啓二(京都府知事)

ーーー京都の未来を考える懇話会で策定された「京都ビジョン2040」で掲げた京都府の目指す社会像をお聞かせください。

山田 変化が激しく、また人類が経験したことのない超高齢社会や、東日本大震災が突きつけたエネルギー問題などに直面する時代だからこそ、長期的視点に立って「あるべき姿、進むべき方向」というものをしつかり見据え、その上で現在の社会にフィードバックし、バックキャスティングの手法で対応していくことが大切です。そこで2013年5月、行政、産業、大学、文化芸術、メディアの代表が集まり、京都のありたい姿として「京都ビジョン2040」を策定し、大きな指針として「世界交流首都・京都」を提示しました。

私どもが目指す「世界交流首都」は、人々が集い、交流する都です。世界中から留学生や科学者、技術者、文化をこよなく愛する人々が訪れ、交流し、その中から、人々を豊かにし、幸福にする「新しい価値」を生み出す都市を目指したいと思います。

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