2017年9月号
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20代起業家の構想力

ISAK・小林りん氏が語る 0→1をつくり出す「3つの力」

小林 りん(インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢 代表理事)

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不確実な時代、これからの若者に求められる能力、必要とされる教育とは何か。前例のない挑戦を続け、日本初の全寮制インターナショナル高校を設立した小林りん氏が、プロジェクトを通じて得た学び、未来を切り拓くための力について語る。

小林 りん(インターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK)代表理事)

2014年8月に開校したインターナショナルスクール・オブ・アジア軽井沢(ISAK、アイザック)は、生徒の約70%は留学生、教員の90%は外国人であり、日本の高校卒業資格が得られるだけでなく、国際バカロレアを履修できる日本初の全寮制インターナショナル高校です。

ISAKを設立した背景には、私なりの時代認識がありました。日本の労働人口は近い将来、5000万人を確実に下回るでしょう。日本人だけでやっていく時代は終わり、今後は国内外を問わず異なる国籍、価値観の人々とも一緒に仕事をするグローバル人材になることが求められます。

また、2015年の野村総研の調査では、日本の労働人口の約49%が就いている職業が、人工知能やロボット等で代替可能になるとされています。

これからの社会を生き抜くには、自ら価値を創造できる人材にならなければなりません。

今までは、1から10、10から100をつくる人材が重宝されてきましたが、今後は「0から1」をつくり出せる力が必要であり、それを育むのがISAKです。

自分自身に対する問いを立てる

ISAKでは、大きく3つの力を養います。

1つ目は「多様性に対する寛容力」。インターナショナルスクールで多様性というと、国籍の多様性がイメージされますが、それだけではありません。今、世界の紛争や社会問題を見ると、国籍や国境をめぐる争いだけでなく、宗教、歴史、ジェンダー、所得格差など、複雑な問題が絡み合っています。

ISAKでは、生徒の70%近くに経済状況に応じた奨学金を給付しており、さまざまなバックグラウンドの生徒たちを世界中から集めています。現在、39ヵ国約150人の生徒が在籍していますが、インドのカースト制の中で暮らしてきた生徒もいれば、アフガニスタンの紛争地域から来た生徒もいる。一方で、裕福な家庭で育った生徒もいます。学校が世界の縮図のようになっています。

残り67%

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