2017年4月号
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知事インタビュー

地域経済発展の鍵は、企業活性化 ~アニメ・先端産業を活かす~

上田 清司(埼玉県知事)

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東京都心へのアクセスがよい埼玉県。地の利を最大限活かすのと同時に、少子高齢化対策、またアニメの聖地、先端産業の集積などの地域資源を活用した施策を展開している。

上田 清司(埼玉県知事)

――(編集部)知事は、埼玉県を活性化させるために、公約で「稼ぐ力の強化」「人財の開発」「シニア革命」を掲げて、これまでさまざまな成果をあげておられます。いま最も重点を置いている施策は何でしょうか。

上田:まず、人口動態の変化を意識しています。日本の生産年齢人口の推移は、1995年の8726 万人をピークに減少しており、GDPもこの動きに沿うように推移しています。経済の縮小に歯止めをかけるには、労働力を確保し、持続可能な成長力を果たしていかなければなりません。その労働力、即ち人財開発の鍵となるのが、女性とシニアの方々です。

埼玉県では、2012年度から、「埼玉版ウーマノミクスプロジェクト」と題して、女性の活躍支援を強化しています。2016年度は、86億3300万円を投じて6500人分の保育サービス受入枠を拡大しました。また、保育士の人材確保支援として22億4200万円を投入するなど、女性が働きやすい環境整備に力を入れてきました。

これからは、男性の働き方にも焦点を当てていこうとしています。女性にしっかり働いてもらえる良い環境を整えるには、男性の働き方も変えていく必要があるからです。そういう意味で、埼玉版ウーマノミクスは第2ステージに入ったと考えています。

シニアの活躍推進も、大学や市町村等と連携したセカンドキャリア形成の支援や、「働くシニア応援プロジェクト」として、県内8カ所に設置した高齢者就労支援拠点で、シニアの経験と企業をマッチングする支援などを行ってきました。

もうひとつ、シニアが元気に働いてもらえるように、健康長寿を推進する施策も投じています。健康な高齢者が、みんな外に出て稼ぐごとができる。それが「シニア革命」です。

健康長寿推進が、数百億円の収支改善に貢献する可能性

――健康長寿を推進するために、具体的にどのような施策をお考えですか。

上田:埼玉は、県民730万のうち、約25%がシニアです。しかも当県は、全国一のスピードで高齢化が進んでいます。

この人たちを健康長寿にするには、一大ムーブメントを起こさなければいけません。現在は市町村単位のモデル事業として、1万歩運動や、筋トレ運動など、さまざまな活動をやっていただいています。いずれこうした活動に、多くの県民に参加していただく計画です。

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