2016年8月号
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健康ビジネス

高齢者スポーツで快走する中小企業 「大人の体力テスト」を海外へ

中村 哲也(羽立工業 代表取締役社長)

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今、高齢者に人気のグラウンド・ゴルフ。大手も参入するグラウンド・ゴルフ用品市場で、存在感を発揮している中小企業がある。静岡県湖西市に本社を置く羽立工業だ。同社は、「スポーツ」から「健康」へと領域を広げ、高齢者市場で攻勢をかけている。

羽立工業は自社でイベントを主催することで、顧客との接点を増やし、商品開発にも活かしてきた

ゴルフとほぼ同じルールでありながら、手軽に楽しめるグラウンド・ゴルフ。羽立工業は、グラウンド・ゴルフ用品市場で大きなシェアを持つ

「羽で立った会社」という意味から社名が付けられた羽立工業。バドミントンのシャトルコックを製造していた同社の前身となる中村羽毛研究所が1950年、当時一般的だった鳥の羽から素材の切り替えを図り、耐久性に優れたプラスチック製の商品を開発したことからその名が付けられた。最盛期には、9割以上のシェアを持っていたという。

「技術力を強みに順調に成長していました。ところが、オイルショックで経営が傾いたんです」

そう語るのは、社長の中村哲也氏。新事業としてテニスラケットやサッカーボール、野球のバットにも手を出したがどれも不発。当時、若い層に受け入れられたのは有名ブランドの商品だったからだという。

転機になったのはゲートボールだった。

体力をあまり使わないゲートボールは高齢者でも楽しめる。70年代後半から80年代にかけて、「一大ゲートボールブーム」が到来。羽立工業も参入し、事業の立て直しに成功した。以後、高齢者をターゲットにさまざまなスポーツ用品を手掛けてきた。

ブランドよりも「密な接点」

中村社長は高齢者市場の特徴について、こう語る。

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