450年の伝統が生む突破力
江戸時代から続く老舗ながら、新たな事業展開にも果敢に挑戦。現社長の西川八一行氏は、自身の社長就任を機に理念を見直し、改革の求心力を高めるとともに、攻めの姿勢でも伝統を受け継ぐ。
江戸時代から続く老舗の寝具メーカー、西川産業が掲げる社是は、『誠実』、『親切』、『共栄』。単純な言葉である。しかし、その単純が深い。
たとえば、『誠実』という言葉も、下手をすると「取引先に対しての誠実とは、値引きをすること」と解釈される恐れがある。しかし、それは本当に誠実なのか。一見、誠実なように見えて、消費者にとっては不誠実ではないのか。
理念を求心力に風土改革
西川産業の代表取締役社長、西川八一行氏は大手銀行を経て、1995年に西川産業に入社。翌96年には20代の若さで取締役となり、2006年に社長に就任した。西川社長は当時を振り返り、こう語る。
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