町家再生で歴史ある風景を保全
古い町並みを今に残す倉敷。多くの観光客を迎える舞台裏では、使われていない町家を利活用することで地域活性化に貢献しているNPO法人倉敷町家トラストの活躍がある。
江戸時代初期に幕府の直轄地として、物資の集散地として発展した倉敷。今も当時の面影を残す白壁やなまこ壁などの蔵や町家が立ち並び、地元はもとより全国から数多くの観光客を集めている。特に倉敷川周辺は、江戸の風情を今に伝える地域として国の重要伝統的建造物群保存地区(以下重伝建)にも選定されている。
そんな倉敷で「倉敷の景観を守り、次の世代へ引き継いでいこう」と2006年に発足したのがNPO法人倉敷町家トラストだ。使われなくなった町家を再生・利活用することを主活動として地域活性化の一役を担っている。
修繕を手がけた町家の再生第1号は宿泊場所として再利用され、今では数多くのリピーターを抱えるようになった。町家トラストにて代表理事を務める中村氏は「せっかくなのでみんなが使えるような体験施設にしようと思ったんです」と宿泊施設としての町家の利活用について話す。
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