2013年10月号
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ヘルスケア・ビジネスの革新

切り拓かれた「個」の予防医療

アンジェリーナ・ジョリー

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アンジェリーナ・ジョリー氏が乳がん発症予防のために両乳房を切除した。究極の予防法ともいえるジョリー氏の決断。こうした選択は、日本でも広がりをみせるのだろうか。

乳房除去・再建手術後のアンジェリーナ・ジョリー Photo by Richard Harbaugh/Getty Images

米国の人気女優アンジェリーナ・ジョリー氏が5月14日、ニューヨーク・タイムズ紙に寄せた記事で、乳がん発症リスク低減のために乳房を切除したことを告白した。遺伝子検査の結果、がん抑制遺伝子のひとつであるBRCA1に変異が認められているという。「この変異のために、将来乳がんを発症するリスクは87%にのぼると医師たちに告げられました」。 さらに、ジョリー氏は母や叔母をがんで亡くすという家族歴も有していることを勘案し、今回の決断を下した。この予防的処置により、ジョリー氏が乳がんになる可能性は5%未満にまで低下したという。ただし、これは「すべての女性にとって正しい選択とは限らない」とジョリー氏の執刀医は強調する。がん発症の高リスクが判明した場合には、自身の主治医やカウンセラーと話し合ったうえで最適な方法を選び取りたい。

「私がこの選択について包み隠すことをせずに公表に踏み切ったのは、私の決断を知った多くの女性たちに、もし乳がん発症の高リスクが判明したときにはこうした選択肢もあるのだと知ってもらい、勇気づけたいと考えたからです」と、ジョリー氏は語っている。

発症前の健康な体にメスを入れるという、自らのパーソナルゲノム情報を用いた"個の医療"の先駆けとも言えるジョリー氏の勇気ある決断。こうした予防法は、米国では広く受け入れられている選択なのだろうか。

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