サステナブルな農業へ JA全農いばらきが土壌診断と豚ぷん肥料で地域資源を活用

(※本記事は「JAcom 農業協同組合新聞」に2026年6月11日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

梨農家の塚田祐貴さん
梨農家の塚田祐貴さん

JA全農いばらきは2023年から県内の豚ぷん堆肥を使用したJAグループ茨城オリジナル肥料を本格的に供給している。地域資源を活用し低コスト化と循環型農業を実現している。持続可能な農業に向けた現地の取り組みを取材した。

JAグループ茨城オリジナル肥料「サステナミライZⅠ」と果樹用の「サステナフルーツZⅡ」
JAグループ茨城オリジナル肥料「サステナミライZI」と果樹用の「サステナフルーツZII」

JAグループ茨城オリジナル肥料「サステナミライZI」は、県内で生産される豚肉のなかで厳しい条件を満たしたブランド豚「ローズポーク」の豚ぷんを原料にした堆肥を使用した混合堆肥複合肥料である。肥育されているローズポークには県内JAの飼料用米が使われているおり、県内での耕畜連携が進んでいるが、豚ぷん堆肥の活用はそれをさらに進める取り組みでもある。現在は果樹用の「サステナフルーツZII」も供給している。

JAグループ茨城では土づくりに力を入れてきたが、2021、22年の肥料原料価格の高騰を受けて、輸入に依存している化成肥料を低減させるとともに、コストダウンと安定供給をめざして地域内、または国内資源を活用した肥料を検討し2023年から本格的にこの混合堆肥複合肥料の供給を始めた。

JAグループ茨城オリジナル肥料「サステナミライZⅠ」と果樹用の「サステナフルーツZⅡ」
JAグループ茨城オリジナル肥料「サステナミライZI」と果樹用の「サステナフルーツZII」

特徴は堆肥の弱点を補っていること。有機物を施用して「良い土」づくりをしていくことは作物栽培の基本だが、堆肥は施用しづらいという課題があったり入れすぎてバランスを崩している農地も見られるが、混合堆肥複合肥料は、堆肥が30%~40%程度と適正量が配合され、しかも粒状になっているため散布しやすい。

続きは無料会員登録後、ログインしてご覧いただけます。

  • 記事本文残り68%

月刊「事業構想」購読会員登録で
全てご覧いただくことができます。
今すぐ無料トライアルに登録しよう!

初月無料トライアル!

  • 雑誌「月刊事業構想」を送料無料でお届け
  • バックナンバー含む、オリジナル記事9,000本以上が読み放題
  • フォーラム・セミナーなどイベントに優先的にご招待

※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。