山形最大級の果樹園でAI果物探索ゲームを実証、他の観光施設への展開も目指す
AI・XRサービス開発を行うミヤビイノベーション(山形県山形市)は2026年9月15日、AIを活用した果物探索ゲーム「Omni Scouter(オムニ・スカウター)」の実証結果を公表した。山形県最大級の観光果樹園「王将果樹園」(山形県天童市)で2026年8月に5日間、桃狩りの来園者向けに無料体験会を開き、104名が体験したという。今回の取り組みは山形県XRビジネス実証事業費補助金の採択事業。
同サービスは、来園者がカメラをかざすとAIが果実を判定してランク付けし、示されたミッションのクリアを目指す仕組み。体験後のアンケートでは参加者の約8割が高い評価を示し、「ランクがわかるので桃狩りが楽しくなる」「果物狩りもできてダブルで楽しめた」「他のフルーツにも応用されることを期待」といった声が寄せられた。これを受け、9月12日からは同園のぶどう狩りで有償実証を開始した(土日・祝日限定で料金は1回300円、最大10分)。ミッションをクリアすると、直営売店で使える300円分のクーポンを獲得できる。
同社は今後、いちご狩りをはじめとする他の観光農園への展開に加え、水族館や動物園など施設ならではの対象を探す「リアル探索ゲーム」への応用を目指す。また、旅前に位置付ける疑似旅行とフィットネスを組み合わせた同社のXRサービス「VR Fit Trip」、旅後に地域との接点を創出するWebサイト「MIYABI PORTAL」と合わせて、旅の前後を通じた地域送客につなげる考えだ。
ミヤビイノベーションはAI・XR・データ活用によるサービス開発、システム開発、DX支援を行っている。地域・観光分野では、VR Fit Trip、Omni Scouter、MIYABI PORTALなどの自社サービスを開発。あわせて、採用・集客特化型AIチャットボット、SNS自動運用、ECショップ自動運用など、企業向けのAI・DXシステム開発にも取り組んでいる。
※王将果樹園
過去取材しているのでリンクつなげてください
https://www.projectdesign.jp/articles/1005a3ef-5b63-4ee4-adb8-4ca9b8f624b4