栃木銀行、おむすび那須 「地域事業承継モデル」構築へ資本業務提携

栃木銀行と、日本駐車場開発グループの株式会社おむすび那須(栃木県那須郡那須町、関連記事)は2026年9月11日、資本業務提携契約を締結したと発表した。那須地域における事業承継を通じて地域に根差した事業の持続的な成長を支援することを目的としている。提携に伴い、栃木銀行はおむすび那須が実施する第三者割当増資を引き受け、普通株式50株(増資後の議決権比率4.8%)を取得する。

おむすび那須 代表取締役社長 五十嵐弘樹氏(左)、栃木銀行 取締役頭取 仲田裕之氏

おむすび那須の親会社である日本テーマパーク開発は、遊園地、宿泊施設、別荘地、水道などの地域インフラの運営を通じて地域社会の持続的な発展を目指す「RX(Regional Transformation/地域変革)」を推進している。2016年に藤和那須リゾートを事業承継して以来、地域事業者と連携して那須エリアの活性化に取り組んできた。那須ハイランドパークや那須高原りんどう湖ファミリー牧場を集客拠点として成長させ、宿泊、別荘、不動産、水道などの事業を組み合わせて地域全体の価値を高める「那須モデル」の構築を進めている。

おむすび那須は、2025年9月にこのRXを深化させるために設立された企業。日本テーマパーク開発が那須地域で培ってきた事業運営、集客、マーケティング、人材育成などのノウハウや顧客基盤を活用して、各事業の魅力を高め持続的な成長につなげることを目指している。現在同社が承継・運営するのは、那須の米と野菜を味わう古民家レストラン「水車の里 瑞穂蔵」、「パンのフェスアワード2023」でグランプリを受賞した無添加の手作りパン「パン香房 ベル・フルール」、地産地消にこだわった本格ファミリーイタリアン「ジョイア・ミーア 那須本店」の3事業だ。

今回の提携では、栃木銀行が有する「信頼・情報・ネットワーク」と、地域の事業を自ら承継し現場でその価値を磨き上げるおむすび那須の「事業運営力」を掛け合わせることを目指す。地域の価値ある事業を発掘し、ステークホルダーと連携して成長させ、次世代へつなぐ仕組みを構築していく。