カゴメとロック・フィールド提携 野菜の産地開発で共創加速
(※本記事は「食品新聞」に2025年3月21日付で掲載された記事を、許可を得て掲載しています)

カゴメとロック・フィールドの両社は「健康寿命の延伸」に向けた協業を更に強化させ、「農業振興」や「持続可能な地球環境」など社会課題の解決にも貢献するため11日、業務提携契約を締結した。新たなプロジェクトを立ち上げ、互いのリソースを最大限に活用する。
両社は2017年から「Social Good Collaboration」の理念を共有し、野菜の彩りやおいしさ、栄養価を最大限に活かした惣菜レシピや商品の共同開発を中心に協業してきた。今回、新たに「野菜と共に創る未来プロジェクト」を掲げ、異業種の業務提携という利点を最大限に生かしたバリューチェーン全体にわたる協業に発展させる。両社は17日記者会見し、社会的価値の共創では「健康寿命の延伸」「農業振興」「持続可能な地球環境」、経済的価値の共創では生産者(調達)、開発・生産、マーケティング(販売チャネル・プロモーション)など多分野で連携を掲げる方針を発表した。
プロジェクトチームの具体的な施策を順次検討するが、カゴメの山口聡社長は「川上から川下までのバリューチェーンの中で、調達は難しさがましており、まずは川上の課題解決の優先度が高い」とし、ロック・フィールドの古塚孝志社長も「優先順位はプロジェクトチームごとで異なが、安定調達が難しい状態で、最優先として産地の共同開発を進め、当面は両社で基盤固める」と語っている。
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