高周波熱錬 持続可能な未来への種を蒔く チェンジに続くチャレンジを
2026年、設立から80周年を迎える高周波熱錬。2021年に策定した長期ビジョンの実現へ、第2フェーズとなる第16次中期経営計画を走らせる。独自のIH(誘導加熱)技術を核に、地球環境に配慮した技術・製品を世界に広めるのが目標だ。さらなる成長に向け新たな種を蒔く、同社の挑戦とは。

大宮 克己(高周波熱錬 代表取締役社長執行役員)
IH技術を核にした
オールインワンのビジネスモデル
戦後間もない1946年、IH(誘導加熱)技術の事業化・工業化に日本で初めて成功した高周波熱錬。以降、一貫してIH技術を中核に事業を展開している。IH技術とは、電磁誘導作用を利用した鉄の熱処理方法。秒単位で高温まで急速加熱した後、急速冷却することで、金属部品の強度を上げる。電気を熱源とするため、他の表面処理法に比べ消費エネルギーやCO2排出量が少なく、気候変動対応が重要視される近年は、環境に優しい熱処理としても注目されている。
同社の高強度鋼材は、戦後の高度経済成長期に幅広い分野に応用され、社会の発展を大きく支えてきた。
「1961年、東海道新幹線のコンクリート製枕木に、当社のPC鋼棒が全面採用されたのをターニングポイントに、事業が一気に広がりました」と、同社社長の大宮克己氏は説明する。
現在は、高周波熱処理を中心にあらゆる機械部品の熱処理受託加工を行う「熱処理受託加工」、誘導加熱・熱処理装置、周波数変換装置などの設計・製造・販売・エンジニアリングを行う「高周波誘導加熱装置の製造・販売」、自動車部品や土木建築資材など、高周波熱処理を施した「高強度鋼材製品の開発・製造・販売」の3つの柱で事業を展開。
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