シナネンHDの人財育成、風土改革 新たな時代、新事業への転換を

LPガスや石油等のエネルギー販売をメインとするシナネンホールディングス。脱炭素社会への世界的な動きや国内の人口減少で、化石燃料をベースとする事業は将来的な縮小が予測される。再エネやシェアサイクルなど新規事業の創造を加速する、創業100周年へ向けた同社のビジョンを聞いた。

山﨑 正毅(シナネンホールディングス 代表取締役社長)

シナネンホールディングスは、1927年の創業以来、練炭、豆炭の製造・販売にはじまり、時代の変化に合わせLPガス、石油類の販売をメインとする総合エネルギー企業として事業を展開してきた。旧社名である「品川燃料」のブランドを、今も覚えている人は多い。同社グループの大きなターニングポイントとなったのは、2017年のガスの小売全面自由化だと同社社長の山﨑正毅氏は分析する。もともとLPガスは販売が自由だったが、需要家の意識が高まったことで、LPガス事業者間の競争が格段と激しくなった。

「特にLPガスは、ガス栓の配備されていない地方が中心ですので、人口減少の影響は少なくありません。既存事業だけでは、会社全体の利益も減っていく。これが、事業転換へ舵を切る、大きなターニングポイントとなりました」と山﨑氏。

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